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2013.03.23     カテゴリ:  Duty-本編- 

   66話 焦り



 セナと同様、両手に銃を握り締めるデューティは、舌打ちをした。逃げられたのだ。
「何逃がしてんだよ!このアホが!!!お前が割り込んでこなきゃな、オレが仕留めたんだよ!!!」
 首から血を流したままでいるブレイズだが、大声で話すため、傷口からさらに血が溢れ出す。
「何言ってんだ、お前。首を切られて動きが止まっただろ。あのままだったら完全に首を跳ね飛ばされてたぞ」
「止まってねぇよ!!!完全にオレの方が奴より有利だった!!!」
 喚くブレイズに、デューティは冷たい目を向け、静かに尋ねた。
「お前、飛んできた銃弾をナイフで真っ二つに斬れるか?」
「は?なんだよ。いきなり」
「見ろ。そこの床だ」
 目を凝らすと、青いカーペットの上に割れた銃弾が落ちていた。それよりも、所々に落ちている血の方がブレイズは気になる。
「何度か斬ったことはあるぜ。別に珍しいことでもねぇだろ。アンドロイドなんだからさ。それより何だよアイツ。宙返りしてたぜ?あれで頭脳型なんて言ってたのかよ。笑っちまうよ」
 腹を軽くたたきながら、ブレイズは声を出さずに静かに大笑いをする。
「笑うな。傷口が治りにくくなるぞ」
「そんな深くねぇしよ。大丈夫だ。つかアイツどこに行ったんだよ」
 セナが消えて行った廊下の先に、ブレイズは目を細める。
「ま、傷だらけだし、そう遠くまでは行ってねぇだろ」
 自問自答によってこの問題はブレイズ自身で解決された。その後、彼は自分の持っていたナイフに付着しているセナの血を、汚いものを見るような目で自分のズボンに器用に拭い、ナイフの刃が欠けていないか念入りにチェックした。
「おい、奴を探すぞ」
「デストロイドか?」
 ナイフをいろいろな角度で見つめながら、ブレイズがデューティに尋ねる。
「他にどいつを探すんだ?」
「確かに。じゃ、手分けして探すぞ」
 ブレイズは自分が捨て駒扱いをされていることに、気付いてはいないようだ。そのためか、彼は政府No.1のデューティに自分から命令を出し、指図をする。
「お前は何の権限でオレに命令してるんだ」
 眉間に皺をよせたデューティに、ブレイズは白い歯を見せて笑う。
「別に問題ねぇだろ?なんだお前、欠陥品相手に怖がってんのか?だっせぇ」
 やはりブレイズは気付いていなかったかと、デューティは肩を落とした。奴がオレたちに押され、奴の腕にナイフが貫通したその直後、奴の方から異様な空気が流れ込んできた。あれは完全に奴のスイッチが入ったということだ。周辺の気圧を変えるほどの変貌だ。絶対何かが起きる。それをブレイズは察知していないようだ。彼はただ戦うことに楽しさと喜びを感じているだけ。それだけではアンドロイドの世界で生き抜くことは難しい。だから捨て駒になったのだ。
「じゃな、隅々まで探せよ。デューティ」
 自分の立場も地位も、相手の変化にもコイツは全く気付かない。







 まだ昼間だというのに、ビルの廊下は夜のように暗い。部屋の中に入ればまだ明るいのだろう。足音を立てないよう、青いカーペットの上を慎重に歩く。ナイフを構え、どの方向から奴が現れても良いように腰を落とす。廊下を一通り探したが奴はいない。ブレイズは次に、部屋の中を探すことにした。
「面倒くせぇな。どっかに隠れやがってよ」
 ぶつぶつ文句を言いながら、ブレイズは一転して大きな音を立てて、ドアを蹴破るように開けた。
「オイ!いんのか!?いねぇのか!?いつまで隠れてやがるんだ!このカス!出て来ねぇと、さっきのリマとかいう女、もう一回連れて来て殺すぞ!!!」
 ドアを開けた、スチール机が並ぶ部屋の中だけでなく、廊下にまでその声は響いた。しかし何の反応もなく、部屋と廊下は静まり返っていた。ここまで言っても何の反応も示さないということは、奴はここ周辺にはいないのだろう。そう思い、ブレイズは部屋のドアを思い切り閉めた。
「あー。やめたやめた。つまんねぇし、みみっちぃわ」
 どうせ今頃、デューティは奴を引きずり出して死闘を繰り広げているのだろう。さっさと戻って参戦しよう。そして名を揚げよう。残りの部屋など気にもせず、自分の来た廊下をブレイズは戻り始めた。
 3つ目のドアを通り過ぎようとした時、部屋の中からドアを突き破って銃弾が飛んできた。突然の出来事に驚く声も出せないまま、銃弾が身体に穴を開けるように当たった。左側からの銃撃だったため、左肩・左足に数発当たり、血が流れていた。
「クソっ!そこにいたのか!!!」
 ブレイズは穴の開いたドアを蹴破ってドアを破壊し、中へと突入した。しかし正面に奴の姿はなく、先程の部屋とは打って変わって、何も置かれていない空っぽの会議室が広がっていた。





―――どこへ行った!?







 部屋の左右を見るが、誰もいない。蹴破って外したドアを押し潰し、床に踏みつけようとして、妙な感覚を感じた。







下に…何か……





下に何かがいる。










まさか……










 ドアに銃弾が貫通した穴から、緑色の光りが漏れ出ている。
「お前!」
 ドアの下にセナがいると分かり、ブレイズは身を引こうとした。
セナはドアの向こうにいるブレイズを、ドア越しに真正面から発砲したのではなく、床に寝そべり、ドアに銃を放ったのだ。
 それに気付きブレイズは舌打ちをする。ドアに開いた穴からセナがニヤリと奇妙に笑うのが見えた。
 逆に、完全にドアを踏み付ければ、セナの動きを封じられたのかもしれないが、そう上手くはいかず、ブレイズはドア越しで再びセナに発砲された。
 銃弾を正面から受け、ドアに血が飛んだ。ブレイズは必死で逃げるように踏み付けていたドアから離れた。
 よろよろと、辛うじて立っているような状態のブレイズ。口から血がどくどくと流れ出てきた。
「てめぇ……なめやがって」
 ドアが会議室の隅へと飛ぶ。下に寝そべって、笑っていたのはやはりセナだった。銃を両手に持ち、歯を見せて笑っている。
「クソったれが!」
 ブレイズは自分の持っていたナイフで寝そべっているセナを刺そうと、勢いをつけて倒れ込んできた。しかしセナはそれを寝そべったまま避け、ナイフはカーペットに刺さった。
 セナは床に手をつき、ブレイズの腹部に蹴りを入れて自分の上から排除すると、そのまま後ろへと回転してカーペットに着地した。ブレイズはカーペットに倒れ、顔を上げてセナを見上げると、銃を持っていたはずのセナがナイフに持ち替えていた。
 ブレイズの表情は焦りに変わった。




66-1








ぜぇぜぇ……

作成に時間がかかったぜぇ……(笑)



お待たせしました!


今回は66話です☆



みなさんはお気づきですかね?



セナ君……
なんかおかしくなってきてます……


笑っている……
というか、嘲笑っているに近い……



しかもブレイズの捉え方が、
慣れた手つきに見えるwww


ドアを利用するとは……


怖いおwww



しかし、
リマちゃんとのあの幸せな生活が……


どんどん遠のいていく……



セナ君www


ボケかまして、ウザくて、へらへらしてるセナ君が



恋しくて仕方ないのは、



私だけでしょうか(泣)




それにしても、
激しい戦闘ですなぁ。



ブレイズvsセナ



頑張れセナ君!



と言いつつ、ブレイズも好きwww





ところでどっこい、セナ君の戦闘の本気って、
どんなものなんだろう……



私たち、リマちゃんとの生活の中のセナ君しか見てきてないから、
見当つかないよーwww


まぁ、セナ過去にどういうことがあったのかは分かったけど……

話だけじゃ分からないし、実際にその状況を見てみないとですよねぇ(笑)




※非常に難しいところではありますが、コメントや感想、
 いつでもお待ちしてます^^




   byリンス





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プロフィール

 リンス 

Author: リンス 
リンスといいます☆


大学三年生です!
最近、就職についていろいろ悩み中です

小説「Duty」が完結し、これからどうするか考えています!

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